Peppino Coffee Roasterのこと

当店はこんな人がはじめたこんな店

コーヒー焙煎


スペシャルティコーヒーとの出会い

はじめにちょっとお話を。

わたくし事ですが、実は長く紅茶派でした。
コーヒーの香りは好きだけど、苦いだけでなんだか美味しくない。
ミルクを入れてなんとか飲めるけど、最後には胸やけが…。

コーヒーを好まれる方はあの「苦味や雑味」が好きなんだろうから
私とは志向が違うし味覚が合わないんだ、と思い込んだまま十数年
紅茶と共に生きてきました。

ある時アメリカからシアトル系コーヒー(あのス〇バ)が日本に上陸。
イタリアのespressoは知っていたけど、そんな深めの苦いコーヒーを
たっぷりのミルクで割っていただくコーヒー、カフェラテがブームに。
それがコーヒーのセカンドウェーブ到来でした。
毎日のように仕事終わりに喫茶店じゃなく、お洒落”カフェ”に寄るのが
ステイタス!そんな時代の流れに乗ってスタバにカフェラテを求め通い
詰めたものでした。でもやっぱりブラックと甘いフラペチーノは苦手。

そして2000年。
コーヒーも時代とともに変化してきました。
紅茶には時代の変化がそんなに見られないのですが、コーヒーは本当に
面白い!今度は何やらヨーロッパから新しいコーヒーの波(ウェーブ)
がやってきました。かわいい青いボトルのお店が何やら特徴的なコーヒー
を展開。それが「スペシャルティコーヒー」との出会いです。
シングルオリジンやら浅煎りやらコーヒーのサードウェーブの始まりと
なりました。

すごい!すっきりしてる、胸やけしない、なんたって奥が深い!
長い間紅茶やカフェラテ派だったのに、今や毎朝珈琲の香りとを淹れる
喜びにすっかりハマってしまったというわけです。

そして2018年、コーヒー焙煎店を立ち上げることとなりました。

コーヒーは天(太陽)からの授かりもの !

コーヒーの苦味は品種と焙煎度です。
低地で実る重く苦味のあるロブスタ種を深煎りにするとぐっと重くビター。
それとは別種のアラビカ種は太陽に近い高地で実のりすっきりした苦味や
薫りが楽しめます。ロブスタ種はブレンドに入れることで味が整いますが
ストレートだと少し飲みづらい(個人的な見解)気がします。

標高が高い場所で実るアラビカ種
当店が揃えている20種以上の珈琲豆は、太陽の近くで実るまさに「天から
の授かりもの」の珈琲豆たちです。


トレーサビリティがはっきりしている
コーヒーは育った国や環境、土壌の性質によって、味や香り、甘味や苦味
が違います。もちろん珈琲豆の品種・品質によっても特徴がいろいろ。
そんなコーヒーを心を込めて栽培しているそれぞれの農園主さんたちの
ストーリーを感じていただけるよう心掛けています。

丁寧さへのこだわり

ハンドピック
丁寧なハンドピック
管理の行き届いたスペシャルティコーヒーでも、カビ豆や虫食い豆、
未成長豆など、コーヒーの味に影響がある欠点豆が混在しています。
ご注文いただいた後、焙煎前にしっかりと欠点豆を取り除きます

焙煎へのこだわり

おひとりおひとりご注文をいただいてから焙煎いたします!

当店は1kgまでしか焙煎ができない「熱風式の焙煎機」を使用しています。
熱風式は低温で豆の中心からゆっくりゆっくり焼き上げ、最後は200度の
高温で周りを香ばしく焼き上げます。
直火よりも時短に、そして大きく膨らむコーヒーとなるのが特徴です。
一緒に出るシルバースキン(珈琲豆の皮)は焙煎と一緒に焼かれず、別の
ボトルに吸い取られるので、焦げの香りが一切着かずコーヒーそのものの
素晴らしいフレーバーを楽しめます。

少量焙煎の良さは、ご注文いただく珈琲豆ひとつひとつに丁寧に目を配る
ことができます。(店舗は100gよりお受けしています)

しっかり丁寧に手を掛けたオーダーメイド焙煎です!!


お手元へ届いたら

コーヒーの育った国を思い浮かべながら、ゆっくり味わってみてください。
あ~このコーヒーはアフリカの大地の味がする、なんてことも分かるかも
しれません。「酸味が苦手」そんな声も多く聞かれますがスペシャルティ
コーヒーの酸味は嫌味なくほんとうにきれいです。

当店を通してご自身のお好みのコーヒーを見つけていただければ最高です!

 

コーヒー生豆

Peppino Coffee Roaster
Coffeeアドバイザー ・店長 紅谷恵理子